読後感

つーわけで読んで結構経っちゃったけどとりあえず芥川賞受賞作の感想をば。

  • 蛇にピアス…なんかこの作品は濡れている。血液と汗と唾液と精液と愛液で濡れている。登場人物の行動はみんな一見クレイジー。だけどどこか共感してしまうのはきっと自分の中にも“狂った願望”があるからなのか。つーか金原ひとみ、次はどんなの書くんだろう…コレ系以外もいけるのかなぁ?
  • 蹴りたい背中…アイドルヲタとネクラ少女の心の交流。読んでるとホントに背中を蹴りたくなってくる。二人のクラスにおける状況がモロ昔の自分でワラタ。これがりさたんの体験談でないのなら、よっぽど観察眼があるんだなぁ。つーかにな川の外見なんてモロ高校時代の俺だしw